• 「3級損害保険鑑定人過去問題解説」

202307【問題1】物件の種類と判定

問題1:物件の種類と判定
次の1~8の記述は、火災保険の「物件の種類と判定」について述べたものです。その内容が正しいものについては〇で、誤っているものには×で、それぞれ答えてください。

1.倉庫敷地内にある事務所は、倉庫物件となる。



(答え) ×
*工場物件か一般物件になる。P16
*倉庫業者が占有する敷地内または建物で、貨物保管の目的で使用されているものおよびその収容保管貨物は倉庫物件となる。

2.工場敷地内に所在し、不特定多数の外部の者が利用できる飲食店で、その工場の製品を扱う場合には、一般物件・工場物件のいすれでもよい。

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↓                       

(答え) 〇
*工場物件、一般物件いずれでもよい。P16
*工場の製品を扱わない場合は、一般物件になる。

3.一般物件(一般建物)の構造級別において、鉄骨造建物は1級と判定される。



(答え) ×
*2級となる。P20

4.工場物件(一般建物以外)において、屋外の配管設備や電気設備は、2級と判定される。

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↓                       
↓                       

(答え) 〇
*P23

5.住宅物件の判定は、「1つの建物」ごとに行い、一般物件・工場物件・倉庫物件の判定は「敷地内」の建物、屋外設備・装置の全体で判定する。

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↓                       
↓                       

(答え) ×
*一般物件は、「1つの建物」ごとに判定。P15

6.家財を備えていない季節的に住居として使用されている別荘は、住宅物件となる。

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↓                       
↓                       

(答え) ×
*一般物件になる。P17

7.業務用機器を使用せずにソフト開発の業務を行っている住宅は、住宅物件を適用することができる。

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↓                       
↓                       

(答え) 〇 *P17

8.併存住宅の規定に合致しない共同住宅は、1戸室でも店舗があれば、建物全体が一般物件である。

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↓                       
↓                       

(答え) 〇
*P16 共同住宅は、1戸室でも店舗や事務所などがあれば、建物全体が一般物件である。しかし、併存住宅も規定に合致する建物の住居専用部分およびその収容家財は住宅物件とすることができる。
併存住宅とは、1級の建物で住宅と住宅以外の用途に用いられる部分とが防火壁の構造および条件に合致する隔壁または床で区画されているものをいう。

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