• 「3級損害保険鑑定人過去問題解説」

202307【問題10】機械工作1

問題10 *(機械工作1)
次の1~4の記述は、鋳造・溶接・塑性加工・表面処理について述べたものです。(   )にあてはまる最も適切なものを下の選択肢からそれぞれ1つずつ選び、その記号を答えてください。

1.鋳型から模型を取り出さずに鋳込みを行う鋳造法に用いる(   )は、鋳物の制作個数と同数を必要とするが、形状が複雑な鋳物やばりのない鋳物の制作に適している。




(答え) ア *P144
鋳型の模型には、木型と金型が多く用いられる。
模型には、現型、割り現型、引き型、かき型、さらにマッチプレー、パターンプレーなど様々なものある。また、現型を発砲ポリスチレン樹脂やろうでつくり、鋳型から取り出さずに鋳造する方法があり、これに用いる模型は消失模型とよばれる。

2.(    )アーク溶接は、溶け込みが深いうえ溶接速度も速く、溶接金属の品質も良好で、厚板を能率的に溶接することができるので、大量生産に適している。




(答え) イ *P182
A.サブマージアーク溶接・・・フラックス(融材)+溶接ワイヤ(母材の溶融棒)

 B.ガスシールドアーク溶接
①イナートガスアーク溶接・・・不活性(イナート)ガス+溶接ワイヤ(タングステン:テイグ溶接)       又は溶接ワイヤ(母材の溶融棒:ミグ溶接)
 ②炭酸ガスアーク溶接
③セルフシールドアーク溶接

3.鍛造は、大きな力で加工するので、材料の組織がち密で(   )が連続するため、粘り強さを必要とする製品をつくることができる。




(答え) ウ P219
鍛流線とは、素材の組織は鍛造によって、鍛伸方向に伸ばされて形成された繊維状組織のことで、鍛造中の材料の流れおよび鍛造品の靭性の推定に用いれる。



4.主として鋼材に耐食性や耐熱性を与える目的で行う(  )めっきは、短時間で比較的厚い被覆層がえられる特徴があり、建設用資材、自動車部品、食品容器などに用いられる。




(答え) ア *P122 (機械工作2)
1.電気めっき
2.溶融めっき
3.拡散めっき・・・①クロム拡散めっき、②アルミニウム拡散めっき、③亜鉛拡散めっき、④ホウ素拡散めっきがある。

4.溶射・・・①ガス式溶射、②電気式溶射がある。
5.蒸着めっき
6.無電解めっき(化学めっき:電流を用いない)

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